鍋谷関数電卓/AHK 取扱説明書
概要
AH-K3001V(いわゆる京ぽん / 京ポン)用の、関数電卓です。括弧を含む計算・三角関数・順列組合せなどを行うことができます。
フルスクリーンモード・100% 推奨です。
ページ保存をすれば、オフラインでも動作します(オフラインでの動作を推奨します)
意外かもしれない仕様
イコールキー
普通の電卓には必ずある「=」は、この電卓にはありません。入力があるたびに式を評価し、評価結果「値」欄に表示します。
式の評価
式の評価は、javascript の eval を 利用しています。従って、ゼロで始まる数字は8進数になります。また、「alert('foo')」 等を評価すると、その通りのことが起きてしまいます。
括弧の自動対応
括弧の対応が正しくない場合。「(」が不足していたら先頭に、「)」が不足していたら最後に、足りない括弧を付加して評価します。例えば、“1+2)*3-2)+1”は“((1+2)*3-2)+1”と解釈し、“sin(PI+acos(0.5”は“sin(PI+acos(0.5))”と解釈します。
式の入力
式の欄は、普通の input type=text です。ここにフォーカスがない時はテンキーで操作できます。ここにフォーカスを当てると、直接編集することができます。フォーカスをはずすと、評価します。
値の入力
値の欄も、普通の input type=text です。ここにフォーカスを当てると、直接編集することができます。編集してもたぶんいいことはありません。
既知の不具合
階乗・順列・組合せ の引数に大きな値を入れると事実上フリーズします。1000ぐらいなら大丈夫ですが、10000000はだめです。
各ボタンの機能
値の基数
「値」欄に表示される数を、2進数/8進数/10進数/16進数 にします。
ラジオボタンで選択すると、以後の値はその基数での表示になります。(選択しただけでは切り替わりません)
第1面
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 : 数字を入力します。
- . : 小数点を入力します。
- shift : 第2面に切り替わります。
第2面
- + - * / : 可算・減算・乗算・除算 です。
- % : 割り算のあまりです。
- , : 引数が二つ以上ある関数の引数を区切る時に使います。
- ( ) : 括弧です。
- e : 指数表示に使います。例:6.02e+23
- del : 直前の状態に戻します。削除キーのようなものです。
- clear : 式を空にします。
- shift : 第3面に切り替わります。
第3面
- sin cos tan : 三角関数です。引数はラジアンで与えます。
- 階乗 : 階乗です。
- 順列 : 順列です。「第一引数」個の中から「第二引数」個を並べる場合の数を計算します。
- 組合わせ : 組合わせです。「第一引数」個の中から「第二引数」個を選ぶ場合の数を計算します。
- exp : e の「第一引数」乗を計算します。
- log : 自然対数です。
- pow : 「第一引数」の「第二引数」乗を計算します。
- log2 : 2を底にした対数を計算します。
- log10 : 常用対数です。10を底にした対数を計算します。
- shift : 第4面に切り替わります。
第4面
- asin acos atan : 逆三角関数です。結果ははラジアンです。
- atan2 : 「第一引数」÷「第二引数」 の逆正接を計算します。
- PI/180 : ラジアンと度の換算に使います。
- 0x : 16進数を入力するときに使います。
- 総和 : 引数の総和を計算します。sum(1,2,3,4,5) のように使います。
- 相加平均 : 引数の相加平均を計算します。ave_a(1,2,3,4,5) のように使います。
- 相乗平均 : 引数の相乗平均を計算します。ave_g(1,2,3,4,5) のように使います。
- PI : 円周率です。
- E : 自然対数の底です。
- shift : 第1面に切り替わります。
入手
2005年7月5日版
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